新入生の方へ

 まずは新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
 主将の前津郁弥です。まだまだコロナウイルスの影響があり制限もありますが、比較的元通りの対面による活動ができるようになってきているのが上智大学体育会の現状です。新入生皆さんがこれを見てくださっているということは少しでもこの上智大学陸上競技部、通称STFに興味を持ってくださったということだと思います。STFには全国決勝に残るレベルの選手から中高で陸上をやってたから大学でも陸上を続けたいと思った経験者、また大学から陸上を始める初心者の選手などさまざまな競技力の選手が在籍しています。これは非強化校である上智大学ならではのことであると思います。
事実私も大学でも陸上を続けたいと思いこのSTFに入部しましたが、当初は100mを走るのに12秒かかるレベルでそれほど競技力の高くない選手でした。しかしこの部員主体のSTFに入部し自ら考え行動、練習するようになり関東インカレの4×100mリレーで貢献できるレベルとなり、リレーで全日本インカレ出場したいと言えるレベルの選手になるまでに成長できました。
非強化校の中では比較的多くの種目で関東インカレにも出場しており、他大学にはない雰囲気で日頃の練習に取り組んでいます。中高で部活動が終わりとは思わず、是非STFでもう一度青春しませんか。後悔させない大学陸上を保障します。皆さんの入部お待ちしています!

 ハードルや跳躍、投擲練習もできる上智大学真田堀グラウンドをはじめ、代々木公園内の織田フィールド、新木場の夢の島競技場などで練習を行っています。

 どの練習場所でもマネージャーと選手が協力してより効果的な練習ができるように取り組んでいます。

 8月に全体で、3月にブロックごとの合宿を行っています。合宿では普段の練習ではできないメニューを取り入れるなどして、より質の高い練習をすることができます。

 また、合宿は部員同士の交流を深める機会にもなっています。他のブロックのメンバーとたくさん交流することができます。

 上智大学では5月の関東インカレ、9月の全日本インカレ、長距離では加えて10月の箱根駅伝予選会を目標として活動しています。

 また6月の南山大学との上南戦をはじめ、さまざまな対校戦に出場しています。対校戦は全ブロックが一丸となって全力を尽くして臨む試合です。

監督・コーチより

監督

 上智大学陸上競技部が誕生し、以来70年に近い年月が経ちました。なかなか部員が集まらない陸上部は、たくさんの人に支えられながら上南戦を戦い、長く関東インカレや箱根駅伝予選会への挑戦を続けてきました。良いときもあり、苦しいときもありました。いつの時代も、部員それぞれの各種目に向けたひたむきな想い、あるいは「バトンをつなぐ」「襷をつなぐ」それが陸上部の活動を続けていくための原動力でした。これからも男女共に競技に対して真摯に取り組み、チームに対しての貢献を忘れず、陸上部を支えてくれた感謝と共に、今後もずっとバトンと襷をつないでいきたいと思います。

 

コーチ

 ご入学おめでとうございます。2010年3月卒業の河西顯二郎と申します。私からは、簡単な上智大学陸上競技部の紹介と陸上競技についてお話します。
 上智大学陸上競技部は「考える部」と言えます。監督もコーチもいますが、あくまで主体は部員であり、自主性を重んじています。「言われてやる練習ではなく、自分の弱さと向き合いながら考えて成長していく」その感動を一人でも多くの人に味わってほしいなと思います。
 また、陸上競技についてですが、「陸上ってチームプレーじゃないから、協調性とか関係なくない?」と言われませんか?本当にそうでしょうか。試合の時はたしかに一人です。孤独ですよね。でも、周りからみると一緒に苦しんできた仲間が頑張っているんです。だからこそ「せめて応援しよう」とか「終わった後すぐにサポートしよう」とか思いませんか。「何もできないからこそ、何か力になろう」その気持ちこそが、真の協調性であると私は思います。
 ただ一緒にフィールドで戦うだけではない。本当の意味でのチームプレーが皆さまを待っています。一人でも多くの方にお会いできることを、楽しみにしております。