目標の共有とそれに基づいた練習計画の作成、実行
練習記録、試合結果を詳細に記録・保存してその後の練習に活用
日々の練習・試合で選手を手厚くサポート、応援
関東インカレ出場者を多数輩出、箱根駅伝予選会への連続出場も継続中
活発なコミュニケーションと情報共有でより質の高い練習を可能に
2022年度の主将を務めます、理工学部物質生命理工学科の前津郁弥です。
上智大学体育会陸上競技部(Sophia Track and Field:通称STF)は、創部から70周年を迎え、経験の蓄積と伝統のあるチームです。部員数は各学年15名前後で、全学年合わせて60名程度にもなり、上智大学の中では比較的規模の大きい団体になりました。部員は5つのブロック(短距離・中距離・長距離・フィールド・マネージャー)のいずれかに所属します。選手はそのブロックごとに集合して練習を行い、マネージャーは各ブロックの練習場所に数人ずつ派遣され、タイム計測や水分補給用のボトルを用意するなどのサポートを行います。集合練習の頻度は、授業期間中が週3回(火・木・土)、長期休暇期間中が週5回(月・火・水・金・土)です。一日の練習時間はおよそ2~3時間なので、集中して取り組んでいます。
STFの特徴は、何事も学生自らの手で作り上げていく主体性です。日頃の練習においては練習場所の確保からメニューの決定、技術的指導まですべて部員たちによって行います。もちろん専門的知識を持った監督やコーチもいるので手を貸していただくこともできますし、各部員が知識を集め、常に互いから教わり教え合う関係性があるため、競技力向上を切磋琢磨し、緊密な人間関係を築くことができます。その理由もあり非強化校ではありますが、関東インカレにはここ数年比較的多くの出場者を輩出しており、2022年度大会においては短距離ブロック2年鈴木一葉が女子200mにて表彰台(3位)にのぼりました。
練習以外の面においても、合宿先の選定・確保、大学や陸上連盟との交渉、大会の開催、部の支出入の管理、OB会との連携など部に関わる全般の事務を幹部とマネージャーを中心に運営しています。そのため、社会に出てからも役に立つものの見方が養えると思います。
こうした部員同士のつながりによって成り立っている部なので、どんな人にとっても居心地の良い場所になると思います。私はただただ陸上に終始するような大学生活はもったいないと思います。陸上部である以上、陸上に始まり陸上に終わるのには違いないのですが、その道の途中で更なる自己ベスト記録の獲得はもちろん、大学での思い出、二度目の青春、自分の居場所、一生の友人、いろんなものを手に入れられる陸上生活がSTFにはあると誇りに思っています。